こんにちは!こんばんは!
ブログを書くのはかなり久しぶりな東京支社の小嶋です。実はここ1年以上書いておりませんでした。(サボっていたわけでは決してありません。しっかりと仕事はしておりました。)
最近はコロナの影響で弊社もいわゆるリモートワークになっております。(建設業のため中々難しいところは多々ありますが、、、)
そんな中、この時期だからこそ色々チャレンジできることがあるのではないか!??ということで、東京支社にて、とある実験をしてみました。
タイトルにもある通りなのですが、解体した土蔵の土(土壁)を再利用してみよう!再利用できないか?といった実験です。
今までは解体した古民家や蔵から柱、梁、板材など、いわゆる木材に命を吹き込み、再利用してきましたが、今回はその幅を広げ、土(土壁)を再利用していきます。
弊社にて進行中の某プロジェクトより、解体して出てきた土蔵の土です。
これを細かく砕いてふるいにかけ、水、藁を混ぜて、練り直しをしていきます。
今回の土は本来は中塗り用の土として、土壁の中でも表面には見えてこない、仕上げ(漆喰等)の下塗りとして使用されていたものではありますが、近年では中塗りの土のような、荒々しい表面(ザラザラしたような見た目)が意匠的にも好まれることが多くなってきたことから、中塗りで仕上げられるケースが多くなってきています。
早速、いつもお世話になっている左官職人の樋口さん(カルピス大好き)に東京支社のとあるスペースに塗ってもらっています。
最近はもっぱらコンクリートしか練ってないから、こういうのは久々で面白いとのこと。(by 樋口左官さん)
思わず笑顔が溢れていますね!笑
といった感じで今回はお試しで壁を2面塗ってみました。
塗ってすぐは、まだ水分が抜けておらずに濡れ色でドロドロしいですが、完全に乾くと、、、
このような感じに!
もう少しアップで見てみると、
色もいい感じに落ち着き、表面もなんとも言えない味のある質感に変わりました!
カッコいいですね!
先程の説明にもありましたが、昔はこの上に漆喰等を塗って仕上げていたのですが、これはこれで全然アリ!(この質感は個人的にはかなり好み。)
近年、中塗り仕上げが増えてきたというのも納得です。
質感が高く見た目もカッコイイ、使われている素材は人工的なものではなく、再利用可能な自然由来のもの。
土(土壁)とは、まさに才色兼備な建材といったところでしょうか?
まだまだお試し、実験段階ではありますが、そのうち、古木と同じように様々な店舗や住宅の内装材として、土(土壁)も再利用していけたらなと、考えております!
こんな御時世ではありますが、今後、東京支社にお越しする機会がございましたら、一度見て触れて、この土壁を感じて頂けたら幸いです!
(樋口左官さんもきっと喜びます!)
ではでは!
コロナが一日も早く収束しますように!!!
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