東急ハンズ新宿店にて古木屋松治郎ブース設営開始!

こんにちは!

デザイン営業部の酒井です。


昨日より、東急ハンズ新宿店さんにて山翠舎から生まれた

オリジナルブランド、古木屋松治郎ブースの設営が始まりました!


今回は古木を使ったDIYブースということで、

営業時間に古木を組み設営するところから

実演形式のブースづくり。

まず昨日は古木のやぐら組みと家具の塗装実演が行われました。


組みやすく工場で加工してきた古木を組み、安全第一で職人さんの微調整。

あっという間に完成です。


夕方からは、このブースで販売する松治郎オイル(旧:山翠舎オリジナルオイル)の生みの親、

アトリエベルの鈴木さんにブースに立って頂き、今回実際に販売するオイルを使って

家具に塗装の実演をしていきました!

古木にあうこの2種類のオイルは、塗装する人間、使う人間のことを最優先に生み出されたオイル。誰でも簡単に塗れるオイルですが、プロの技は見ごたえがあり、鈴木さんが塗り始めると沢山の方が足を止めて実演を見てくれて、日頃の疑問や見た感想などもお話ししてくださりました。

「このオイルは匂いがキツくないし、マンションに住んでるけれど私でも使えそう!」

実演で体験してもらい、良さを感じてくれるお客様のコメントも嬉しいですね。


実際に私も含めた山翠舎社員、ハンズスタッフさんも塗装に加わりコツを教えてもらったので、このブログでも共有させてもらいます!



松治郎きいろのオイル、ちゃいろのオイルの塗り方

①道具を揃える。

・オイル

・刷毛

・ウエスなど拭き取る布

・紙ヤスリ

・バケツ(大きいものを塗る場合)

・養生

大事なのは、必要におおじて良い道具を揃えること。

刷毛が安くて薄いものだと、たれやすくなったり塗るのに時間がかかるので、

毛の量の多いものを準備することをおすすめします。

この写真の刷毛は、鈴木さん特注品のプロ用のもの。

私は今まで刷毛をケチって安物ばかり使っていたので、違いにびっくり!

早くきれいに塗れて、作業効率がよく何より楽しいです!


②しっかりと養生をする

オイルは床にはねたり机などにこぼすと掃除が大変です。

万が一すぐに拭いても取れなければアルコールやシンナーなどで落とすことができますが、

それよりも最初からしっかりと養生をして万が一に備えるほうが、

何倍も時短です。

広範囲に厚手のダンボールをしくなど工夫して、

心置きなく塗装に没頭できる環境を作りましょう。


③紙ヤスリがけをする

塗る直前の1回目のヤスリがけは280番、2度塗りする時のヤスリがけは400番がおすすめです。

280番は木目が立ちすぎず、塗りやすい番数。基本は木目の向きに合わせて刷毛塗りをしますが、木目に逆らって塗るときにも抵抗が少なく刷毛も滑らかです。

紙ヤスリを2等分に切り、長細いものを3つ折りにします。


そうすると、手にあったサイズになり、3面全部を無駄なく使えるサイズになります!


④刷毛で木くずをはく。

丁寧に木くずをはくことで、オイルを塗ったあときれいに仕上がります。

例えば写真の棚の脚のようなものは、特に過度に粉がたまるので、刷毛で丁寧に払いましょう。


⑤オイルを塗る

いよいよお待ちかね!オイルを塗ります。

オイルの選び方は枯木屋松治郎パンフレットやスタッフにお聞き下さい。

机やカッティングボード、床など使っていくためのコーティングに向くのが

黄色のオイル。

ケヤキやクリ、ラワンなど広葉樹にはまずちゃいろのオイルを塗ることをおすすめしています。

松治郎ちゃいろのオイルは、木目を引き立たせます。表情がぐっと良くなり、塗ると楽しいですよ!

ポイントは、刷毛からたれない程度にたっぷりと染み込ませ、惜しみなくたっぷり塗ること。

もったいないから、と節約して塗ると、オイルの染み込む量にむらが出たりかすれてしまうなどの失敗も起こりやすくなります。

たっぷりと塗って、余ったところは拭き取る!これがポイントです。

⑥ウエスなど、布でふく

たっぷり塗ったらそのまま乾かすのでなく、拭き取ります!

ウエス等を広げ、クシャッと丸めます。きれいにたたみません。

表面積が増え、しっかりと拭き取ることができます。

オイルが残るとその部分だけ変色したりべたつくので、

しっかりと拭き取ることがなによりのポイント。

全体を拭いたら、仕上げで最後にきれいなウエスで拭き取りましょう。

きれいに拭き上げたら、風通しのいい直射日光の当たらない場所で乾かします。


⑦2度塗りをする

1度目塗ったら、2度塗りする時は中1日を開けてから2度めを塗りましょう。

2度塗りの時は400番の紙やすりがおすすめです。

松治郎きいろのオイルを塗った時は2度めのクラフトを塗りましょう。

松治郎ちゃいろのオイルをぬった時は、もう一度茶色を塗ってもいいですし、

今度は松治郎きいろのオイルを塗って、コーティングするのもおすすめです。

オイルを塗っていても

3年、5年、10年と月日が立つと、経年変化も起こります。

その変化を楽しみながら、またコーティングをしたくなったり傷を取りたくなったら、

やすってオイルを塗って下さい。

木と、松治郎のオイルと共に、手づくりや本物を愉しむ時間を

日常に取り入れてもらえたら嬉しいです。


2月中にブースが完成するので、ぜひ3月1日以降、

実際にオイルを手にとってご確認いただけるとうれしいです。


皆様のご来店をお待ちしています!

山翠舎のブログ

山翠舎の舞台裏ブログです。古木を使ったお店づくりのお話や、開店までのドキュメント、会社内のさまざまな動きなどを綴っています。

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